ハナナ(読み)はなな

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハナナ
はなな / 花菜
[学] Brassica campestris L.

アブラナ科の一年草。花を野菜として利用するのでナバナ(菜花)ともいう。チリメンハクサイから分離してできたといわれるが、詳細はわからない。冬季に千葉県や淡路島の暖地で切り花として栽培される。品種は大きく分けて、葉が縮緬(ちりめん)状に縮むチリメン系と、広葉で縮みがなく花房が大きい丸葉系がある。つぼみが柔らかくて美味なので、ツマナ(つま菜)とよび、野菜としての出荷も多い。アブラナとごく近縁であるが、アブラナと異なる点は、花茎は太くて伸びず、葉は小形で、葉柄、花柄ともに短く、総状花序に形よく花がつく。花色は同じく黄色であるが、花は大きく、よく開く。9月中旬から下旬播(ま)きで、12月以降、短日の真冬でもよく開花する。

[横山二郎]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例