コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ハマザーニー al‐Hamadhānī

2件 の用語解説(ハマザーニーの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ハマザーニー【al‐Hamadhānī】

968‐1008
イスラムの文筆家。マカーマート文学の創始者。ハマザーン(ハマダーン)に生まれ,イラクイランの諸都市を遍歴し,上は王侯から下は乞食に至るまでさまざまの社会層の人間と交わり,その体験をもとにアラビア語で散文説話文学《マカーマート》を著した。これは当時の社会と人間の実相が縮図化されたもので,その意味でも貴重である。400以上のアラビア語,ペルシア語の著作のうち,52が現存する。【花田 宇秋】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハマザーニー
はまざーにー
Ab al-Fadl al-Hamadhn
(969―1007)

中世ペルシアのアラビア語詩人で、マカーマmaqmah作者。バディー・ウッ・ザマーン(当代の驚異)の通称で広く知られた。ペルシアのハマザーンに生まれる。994年にネイシャーブールでつくった『マカーマート』Maqmt51編は、マカーマ形式による有韻散文の物語集である。全体を通じての主人公はイスカンダリーヤ(アレクサンドリア)生まれのアブ・ル・ファトフで、マカーマ形式の常として、この主人公の機知に富んだ道化で読者や物語の聞き手を笑わせ楽しませる。この作品は広く愛好され、この形式を模した者も多く、ハリーリーの『マカーマート』とともに傑作とされる。[矢島文夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のハマザーニーの言及

【マカーマート】より

…単数形はマカーマmaqāma。10世紀ハマザーニーによって創作され,11世紀ハリーリーによって大成された。主人公は学識,詩才,機知に富み,加えてずる賢い。…

※「ハマザーニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ハマザーニーの関連キーワードカーディージンミーイスラム帝国汎イスラム主義文筆家イスラム共同体イスラム債券イスラム聖戦機構イスラムのスカーフイスラムの慈善

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone