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ハンバル派 ハンバルはḤanbalīyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハンバル派
ハンバルは
Ḥanbalīyah

イスラム教スンニー派において公認されている四大法学派の一つ。アフマド・イブン・ハンバル Aḥmad ibn Ḥanbal (780~855) によって創設された。この法学派は宗教上の問題を解決するにあたって,その答えをすべてコーランと預言者スンナについての伝承 (ハディース) のなかに見出そうとする。個人の独自の意見や類推による法学的判断は抑制されるべきであると主張している。この法学派は,そのかたくなな保守主義のため,近現代の復古運動の源流として大きな影響を与えている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハンバルは【ハンバル派 Ḥambal】

イブン・ハンバルの弟子たちによって結成されたスンナ派イスラムの法学派。イブン・ハンバル自身がそうであったように,この派はハディースの徒の系統を引いて伝統主義的で,イジュマー(合意)をサハーバ(教友)のそれに限り,キヤース(類推)の行使を最小限にとどめ,思弁神学(カラーム)とイスラム神秘主義に強く反対した。ブワイフ朝のバグダード入城(946)まで,この地で最も勢力を誇る法学派であったが,ブワイフ朝のシーア派保護政策により,しだいに勢力を失った。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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