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ハーグレーブ Hargrave, Lawrence

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハーグレーブ
Hargrave, Lawrence

[生]1850.1.29. ロンドン
[没]1915.7.6. シドニー
独創的な箱型凧 (ボックス・カイト) の発明で知られるオーストラリアの航空開拓者。 1899年ロンドンで凧揚げを実演し,当時のヨーロッパの飛行機設計者に強い影響を与えた。それ以前,ハーグレーブはイギリスで教育を受け,オーストラリアに移住したのち,1866年製図工として働き始めた。 1877年にはシドニー天文台の助手となり,1883年天文台を辞めて飛行問題の研究にとりかかる。最初に鳥や昆虫の飛翔を細かく観察し,1884年から 1892年にかけて飛行機の模型を制作,推進装置を変えながら実験を続けた。この間,1889年に簡素なロータリーエンジンを開発,1892年には翼に曲面をもたせると平面に比べて揚力が2倍に増大することや垂直尾翼が飛行の安定を増すことを発見した。やがて凧の研究に進み,1894年自分の身体に4個の箱型凧を取り付けて 4.8mの浮揚に成功する。 1899年にはみずから考案した飛行機の模型や凧をイギリスに持っていき,公開飛行を行なった。しかし 1903年,病気のために飛行の研究と実験を断念した。 (→ )

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