バックランド(その他表記)Buckland, William

最新 地学事典 「バックランド」の解説

バックランド

Buckland, William

1784.3.12~1856.8.24 英国イングランドの牧師の子で,オックスフォード大学を出たのちカレッジのフェロー。地質学・鉱物学を学び,ロンドン地質学会員となった。1819年,現在の地層より古い特殊な礫層に注目し,聖書の大洪水産物と考えて洪積層(Diluvium)と名づけ,また現在の河川や海の地層を沖積層(Alluvium)と命名した。洪水説は否定されたが,J.アガシーの氷河説に賛成し,各地の氷成層を研究した。ロンドン地質学会の会長を務め,また教会の要職にもあった。著書『Reliquiae Diluviae(洪水の遺物)』(1823)。

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関連語 清水

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バックランド」の意味・わかりやすい解説

バックランド
Buckland, William

[生]1784.3.12. アクスミンスター
[没]1856.8.14. アイリップ
イギリスの地質学者,司祭。聖職者の家に生れる。オックスフォード大学卒業。イングランド南西部の地質調査従事 (1808~12) 。オックスフォード大学鉱物学教授 (13) 。ウェストミンスター大寺院の首席司教 (45~56) 。地質学協会会長 (24~40) 。浸食沈降氷河作用など,数多くの地質学上の調査および発見を行なったが,それらの諸事実を聖書の大洪水説で解釈することを試み,地質学上の進化論を退けたことで知られる。主著『大洪水の遺物』 Reliquiae Diluvianae (23) 。

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