コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

バルデス Valdés, Juan de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バルデス
Valdés, Juan de

[生]1498頃.クエンカ
[没]1541.5. ナポリ
スペインの人文主義者。双子の兄弟アルフォンソと並んでスペインのエラスムス派を代表する。異端審問を恐れてナポリに移住した。主著は近代スペイン語の起源を論じた『言葉についての対話』 Diálogo de la lengua (1535執筆) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バルデス
ばるです
Juan de Valds
(1490?―1541)

スペインの人文学者。エラスムスの宗教思想に共鳴し、カトリックの改革を求めた、いわゆるエラスムス主義者で『メルクリオとカロンの対話』の著者として知られるアルフォンソ・バルデスAlfonso de Valds(1490?―1532)と双生児の兄弟。アルカラ大学に学び、『キリスト教の教理をめぐる対話』(1529)を発表したが、これはエラスムス主義者の立場から書かれた一種の教理問答書で、異端審問所の摘発を受けた。そのためイタリアへ渡り、同地で急進的な信者たちを指導し、スペイン人としては珍しいプロテスタントになった。文学的な見地からは、スペイン語の起源や文体を論じたり、当時の文学作品に対する批評がみられる『言葉をめぐる対話』(1535)が興味深い。[桑名一博]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

バルデスの関連キーワードホルヘ・ルイス・デリー バルデステイラー ハックフォードリチャード ジョーダンアラスカ・パイプラインチューチョ バルデスアンゴラ(アフリカ)バルデス派福音主義プエルトマドリンサンマティアス湾セサル ロペスプンタトンボスペイン美術カラッチョリバルデス半島スペイン文学サルスエラ10月4日9月29日ムリーリョアラスカ湾

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

バルデスの関連情報