ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クエンカ」の意味・わかりやすい解説
クエンカ
Cuenca
クエンカ
Cuenca
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スペイン中央部、カスティーリャ・ラ・マンチャ地方クエンカ県の県都。人口4万6341(2001)。フッカル川の上流、標高約100メートルの峡谷に臨み、外界とは橋で結ばれる。9世紀にイスラム教徒が占領して城塞(じょうさい)を建設し、1177年カスティーリャのアルフォンソ8世が奪回した古い都市。中世のおもかげを残し、城壁で囲まれ、七つの城門から狭い道が急坂をなしてゴシック様式の大寺院や城へと続いている。銀細工などの伝統的な手工業がみられる。1996年に「歴史的城壁都市クエンカ」として世界遺産の文化遺産に登録されている(世界文化遺産)。
[田辺 裕・滝沢由美子]
南アメリカ北西部、エクアドルの高原盆地南部の標高2600メートルにある古都。人口27万6964(2001)。1557年に建設され、植民地時代の景観をよくとどめた整備された町並みで知られる。太平洋岸低地におけるプランテーション経営者などの別荘が多く、観光地になっている。周辺は肥沃(ひよく)な農業地帯(酪農と混合農業)で、キナ皮(マラリアの特効薬キニーネの原料)や皮革、陶器、砂糖、毛織物、機械などの工場がある。日本の企業の進出もみられる。
[山本正三]
世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...