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パリアッチ

デジタル大辞泉プラスの解説

パリアッチ

イタリアの作曲家ルッジェーロ・レオンカヴァッロのオペラ『道化師』の別名。原題《I pagliacci》。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

パリアッチ【Pagliacci】

レオンカバロが,1892年自作のイタリア語台本に作曲した2幕の歌劇。同年ミラノでトスカニーニの指揮で初演された。日本語の題名は《道化師》。作曲者が少年時代に身近に発生した実話をもとに書き上げた愛憎劇で,庶民社会の身辺に生ずる喜怒哀楽を簡潔直截,赤裸々に,スリリングに描き出すイタリア・ベリズモ歌劇の代表作として,マスカーニの《カバレリア・ルスティカーナ》と双璧をなす。旅興行を続ける〈コメディア・デラルテ〉一座で女優をつとめる妻の浮気を知った道化役者の座長が,村芝居のさ中,妻が恋人に囁いたと同じ言葉をせりふとして発するのを耳にして,芝居と現実の区別がつかなくなって妻を刺し,客席から飛び出して来た恋人をも殺してしまう。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のパリアッチの言及

【オペラ】より

… ベルディとワーグナー以後は,彼らに匹敵するほど偉大なロマン派オペラの作曲家はもはや現れなかった。ドイツではワーグナー風の技法をメルヘンの世界と結びつけたフンパーディンクの《ヘンゼルとグレーテル》があり,イタリアでは,下層市民の生活に題材をとり,なまなましい現実感を盛り上げたマスカーニの《カバレリア・ルスティカーナ》とレオンカバロの《パリアッチ》が現れた。しかし,マスカーニやレオンカバロによるベリズモ(写実主義)オペラの成功は一時的なものにすぎず,18世紀以来イタリアで培われてきたベル・カント唱法の伝統を受け継いで抒情的旋律美の最後の峰を築いたのは,《ラ・ボエーム》や《蝶々夫人》で知られるプッチーニであった。…

※「パリアッチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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