パルナス

精選版 日本国語大辞典 「パルナス」の意味・読み・例文・類語

パルナス

(Parnasse)
[1] ギリシア中部の山。アポロミューズの住む聖地とされた。南麓デルフォイ遺跡がある。パルナソス
[2] 〘名〙
① (詩や音楽の神であるミューズの住むところの意から) 詩壇文壇文学界のこと。パルナソス。
※あの頃の自分の事(1919)〈芥川龍之介〉二「その頃は丁度武者小路実篤氏が、将にパルナスの頂上へ立たうとしてゐる頃だった」
冷笑(1909‐10)〈永井荷風〉一五「ギュスタアヴ、リヴーと云ふ高踏派(パルナッス)の一詩人が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android