ピロ

デジタル大辞泉 「ピロ」の意味・読み・例文・類語

ピロ(pyro)

ギリシャ(pyr)火から》
焦性しょうせい。パイロ。
オルト酸から水1分子を除いた形の酸。ピロ酸

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精選版 日本国語大辞典 「ピロ」の意味・読み・例文・類語

ピロ

〘名〙 (Pyro 元来はギリシア語で火の意)
焦性(しょうせい)。パイロ。
オルト酸から水一分子を除いた形の酸。ピロ酸。

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化学辞典 第2版 「ピロ」の解説

ピロ
ピロ
pyro

“火”,“熱”を意味するギリシア語由来の接頭語.ある化合物加熱により脱水あるいは脱炭酸して生成する化合物の名称に,接頭語として使われているが,いずれも通俗名である.たとえば,ピロ酒石酸,ピロガロールピログルタミン酸など.無機化合物では,オキソ酸を命名するのに,ピロリン酸ピロ硫酸のように,オルト酸2分子から水1分子がとれて生成する酸の名称として用いられてきた.現在の系統的命名法では,二リン酸,二硫酸などが用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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