ファイ=ガンマ関数(読み)ファイ=ガンマかんすう(英語表記)phi-gamma function

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファイ=ガンマ関数」の意味・わかりやすい解説

ファイ=ガンマ関数
ファイ=ガンマかんすう
phi-gamma function

絶対閾 (刺激閾) や弁別閾を実験的に測定するとき,刺激値γ (ガンマ) に対して認知あるいは弁別の成立する確率 (ファイ) の分布を示す関数。この確率はのほうが刺激の大きさより小さくなる確率に等しいから,もし閾値の偶然的変動正規分布するとすれば,累積正規分布関数のあてはまる確率曲線 (精神物理学的関数あるいは精神測定関数という) が得られるはずである。閾値推定のためにロジスティック曲線をあてはめる場合もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android