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ファトケ Vatke, Wilhelm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ファトケ
Vatke, Wilhelm

[生]1806
[没]1882
ドイツの神学者,哲学者。 1837年ベルリン大学助教授。ヘーゲルの影響のもとに思弁的神学の立場から旧約聖書を考察。主著は『聖書神学第1巻-旧約聖書の宗教』 Die biblische Theologie IBd: Die Religion des Alten Testaments (1835) 。このなかで彼は,聖書を歴史的発展の観点からとらえ,(1) 前預言書とモーセ五書の古い部分にみられる原始的段階,(2) 『申命記』にみられる道徳意識の段階,(3) モーセ五書の祭司資料にみられる制度化された祭儀の段階,を経て旧約聖書の宗教が発展したと考えた。

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