フェーベ(英語表記)Phoebe

翻訳|Phoebe

デジタル大辞泉 「フェーベ」の意味・読み・例文・類語

フェーベ(Phoebe)

土星の第9衛星。1899年に発見。名の由来ギリシャ神話巨人太陽光をほとんど反射せず、暗く見える。土星の自転や他の多くの衛星とは逆方向に公転する。非球形で平均直径は約220キロ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェーベ」の意味・わかりやすい解説

フェーベ
Phoebe

土星衛星。1899年ウィリアム・ヘンリー・ピッカリングが発見。半径 108km,光度 14等,公転周期 550日11時間。土星の主要な衛星のなかでは,ずばぬけて大きな軌道半径をもちほかの衛星の公転方向とは逆向きに公転する逆行衛星である。

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世界大百科事典(旧版)内のフェーベの言及

【土星】より

…粒子の密度が高いと互いに衝突して細かく砕かれるのであろう。 土星は昔から9個の衛星をもつことが知られており,Iミマス,IIエンケラドス,IIIテチス,IVディオーネ,Vレア,VIチタン,VIIヒペリオン,VIIIヤペタス,IXフェーベと呼ばれている。しかし,ボエジャーはさらに多くの衛星を発見または確認し(いくつかは地上で発見されていた),その総数は21~23となった。…

※「フェーベ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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