フランチア(読み)ふらんちあ(英語表記)Francia

日本大百科全書(ニッポニカ)「フランチア」の解説

フランチア
ふらんちあ
Francia
(1450ころ―1517)

イタリアの画家兼金属細工師。本名Francesco Raibolini。北イタリアのボローニャに生まれ、同地でした。美術家としての出発は金属細工師であったといわれ、ごく少数の作品がボローニャ市立美術館に現存するが、その経歴はほとんど未詳である。画家としての制作活動は1486年ごろから始まるが、その動機はボローニャ滞在中のフェッラーラの画家ロレンツォ・コスタとの接触にあったとされている。さらにラファエッロの影響も受けたようで、『聖母子と諸聖者』(ボローニャ国立絵画館)、『聖女チェチーリアの生涯』(ボローニャ、サン・ジャーコモ聖堂)にみる均整のとれた人体やリズミカルな身ぶりにそれをうかがわせる。

[濱谷勝也]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「フランチア」の解説

フランチア
Francia

[生]1450頃.ボローニャ
[没]1517/1518.1.5. ボローニャ
イタリアの画家,金工家。本名フランチェスコ・ディ・マルコ・ディ・ジャコモ・ライボリーニ。 1482年ボローニャの金工師組合に登録。金工作品は現存しない。初期ボローニャ派の画家として,L.コスタとの共同制作が多いが,のちラファエロペルジーノの影響を受けて,やわらかいきわめて優美な画風を確立した。作品には『フェリチニの聖母子』 (1494,ボローニャ国立絵画館) ,『聖フランシスと聖母子』 (1505,同) がある。

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