デジタル大辞泉
「ブラインシュリンプ」の意味・読み・例文・類語
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ブラインシュリンプ
Artemia salina; brine shrimp
鰓脚綱無甲目ホウネンエビモドキ科。属名をそのままとってアルテミアと呼ぶこともある。体長約 1cm。体は細長く,11胸節と 9腹節からなり,背甲をもたない。胸節には遊泳肢があり,それらを順次動かしながらあおむけになって泳ぐ。世界の塩湖に分布し,日本でも瀬戸内海沿岸の塩田に出現したことがある。1属 1種であるが,多くの地方品種に分かれ,雌だけで単為生殖を繰り返す系統,雌雄により有性生殖をする系統がある。また,直接ノープリウスを産む卵胎生のものと,耐久卵を産む卵生のものとの 2型がある。耐久卵は一度脱水されないと孵化しない。熱帯魚の餌にするのはこの卵で,これを海水に入れると 10~20時間後にノープリウスが孵化し,その後 12回脱皮して成体となる。(→甲殻類,鰓脚類,節足動物)
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世界大百科事典(旧版)内のブラインシュリンプの言及
【アルテミア】より
…別名ブライン・シュリンプbrine shrimp。南日本の水田に夏季に現れる[ホウネンエビ]に似ており,ともに背甲がない。…
※「ブラインシュリンプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」