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ブランシュビック Brunschvicg, Léon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブランシュビック
Brunschvicg, Léon

[生]1869.11.10. パリ
[没]1944.1.18. エクスレバン
フランスの観念論哲学者。 1909年パリ大学教授,40年のドイツによる占領までその職にあった。雑誌"Revue de métaphysique et de morale" (1893) とフランス哲学会 (1901) の創立者の一人。 19年道徳政治科学アカデミー会員に選ばれた。パスカルの著作を出版し,デカルト,ライプニッツの研究にもすぐれた功績を残した。主著"La Modalité du jugement" (1897) ,"Les Etappes de la philosophie mathématique" (1912) ,"L'Expérience humaine et la causalité physique" (22) ,"Le Progrès de la conscience dans la philosophie occidentale" (27) ,"La Raison et la religion" (39) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブランシュビック
ぶらんしゅびっく
Lon Brunschvicq
(1869―1944)

フランスの哲学者。パリに生まれ、高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリュール)に学ぶ。パリ大学、高等師範学校の教授を歴任。アカデミー会員。カント、ラシュリエの流れをくむ批判的観念論の立場から出発し、しだいに実証主義的傾向を強めながら、その主著『西洋哲学における意識の進歩』(1927)では、人間精神に内的進歩を認める発展的合理主義ともいうべき立場に到達した。しかし、ベルクソンの反主知主義的な創造的進化の考え方には反対し、知性にのみ現実把握の能力を認めた。また、優れた哲学史家、とくに『パスカル全集』の編纂(へんさん)者としても知られ、彼の編んだ『パンセ』は今日まで広く読まれている。[香川知晶]

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