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ブリネル硬さ ブリネルかたさBrinell hardness

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブリネル硬さ
ブリネルかたさ
Brinell hardness

主として金属試料の硬さを表わす量の一つで,スウェーデンの技術者 J.A.ブリネルの提案になる。ブリネル硬さ試験機によって測定され,試験機には油圧式,てこ式,振り子式がある。いずれも鋼球圧子 (直径 D が 5mmまたは 10mm) を用いて試料にくぼみをつけ,そのときの試験荷重 P(N) と試料にできた永久くぼみの直径 dmm から,次式に従って算出する。 。表示は HB(10/500)92 のようにし,( ) 内の 10は D を,500は P を示し,92がブリネル硬さである。単位は通常はつけない。

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デジタル大辞泉の解説

ブリネル‐かたさ【ブリネル硬さ】

工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)の示し方の一。押し込み硬さの一種。一定荷重をかけた鋼球を試料に押し込み、できたくぼみの表面積でその荷重を除した値で表す。1900年スウェーデンの技師J=A=ブリネルが考案。ブリネル硬度ブルネル硬さ

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百科事典マイペディアの解説

ブリネル硬さ【ブリネルかたさ】

試料の試験面に鋼球を置き,所定の荷重を加えたとき生ずる残留くぼみの表面積で,加えた荷重を除した商で表される硬さ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブリネル硬さ
ぶりねるかたさ
Brinell hardness

工業材料の硬さを表す尺度の一つで、押込み硬さの一種。この硬さ試験法は1900年にスウェーデンの技師ブリネルJohann August Brinell(1849―1925)によって提案されたものであり、工業界で硬さ試験が広く行われる契機となった。ブリネル硬さは、焼入れした鋼球を試料表面に一定の荷重で押し込み、圧子を取り除いたあとにできる球分のくぼみの直径から表面積を算出し、荷重をこの面積で除した商で表す。すなわち鋼球圧子と試料の接触面の平均圧力を硬さとするもので、硬い材料ほど同一荷重下でのくぼみが小さいから接触圧力は大きくなる。[林 邦夫]

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世界大百科事典内のブリネル硬さの言及

【硬さ試験】より

…そのため実際にはまず硬さ試験法を定義し,その結果得られる値を硬さと定義する方法がとられている。硬さ試験法にも多くの種類があるが,代表的なものを分類すると,硬い材料ほど物を押し込むのに大きな力を必要とすることを利用した押込み硬さ試験(ブリネル硬さ試験,ビッカース硬さ試験,ロックウェル硬さ試験など),硬い材料ほど反発が大きいことを利用した反発硬さ試験(ショア硬さ試験など),硬い材料ほど引っかききずができにくいことを利用した引っかき硬さ試験(マルテンス引っかき硬さ試験など)などがあり,おもなものはJISに規定されている。いずれの試験法においても得られた硬さ値が大きい材料ほど硬いことを意味する。…

※「ブリネル硬さ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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