2001年に登録されたチェコの世界遺産(文化遺産)。ツゲンドハット邸は、大モラビア国の首都として栄えた都市ブルノにある邸宅。設計を担当したのは、バウハウスの校長も務めたドイツ人建築家のミース・ファン・デル・ローエ(1886~1969年)で、1930年に建設された。旧チェコスロバキア時代の機能主義的建築物の中で、最も重要な建築作品と評価されている。この邸宅は1993年、チェコとスロバキアの分離独立(いわゆるビロード離婚)の調印式が行われた歴史的な場所にもなった。◇英名はTugendhat Villa in Brno