デジタル大辞泉 「プエルトラクルス」の意味・読み・例文・類語 プエルト‐ラ‐クルス(Puerto la Cruz) ベネズエラ北部、カリブ海に面する港湾都市。石油の積み出し港として発展。沖合のマルガリータ島への玄関口にあたる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プエルトラクルス」の意味・わかりやすい解説 プエルトラクルスPuerto La Cruz ベネズエラ北東部,アンソアテギ州北東部の都市。州都バルセロナの北北東約 10km,カリブ海にのぞむ港湾都市。かつては小漁村にすぎなかったが,1930年代背後のリャノスと呼ばれる熱帯草原で発見された油田の開発に伴って急速に発展,人口も増加した。同州は現在マラカイボ湖周辺地域に次ぐ同国第2の産油地帯で,市はその積出港として繁栄。同州の油田のほか,隣接するモナガス州の油田からもパイプラインが通じ,市内には大規模な石油貯蔵施設や製油所が立地する。また近年はカリブ海沿岸に連なるバルセロナ=グアンタ=プエルトラクルス工業地帯の一部としても発展。人口6万 546 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「プエルトラクルス」の意味・わかりやすい解説 プエルト・ラ・クルスぷえるとらくるすPuerto la Cruz 南アメリカ北部、ベネズエラのカリブ海岸にある港湾都市。アンソアテギ州に属し、人口19万4700(2003推計)。第二次世界大戦前は小漁村にすぎなかったが、戦後、オリノコ油田の原油の積出し港として急成長した。大型タンカーの入港が可能な水深の大きい良港をもつ。二つの精油所がある工業都市で、商業的にも州都バルセロナ(西方約20キロメートルにある植民地時代からの都市)をしのぐ発展を示している。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例