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ヘアカット へあかっと

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘアカット
へあかっと

ヘアカッティングhair cuttingのこと。頭髪の長さや疎密を、切って整えること。ヘアスタイルのための基礎をつくる技術である。近年はヘアカットによって、ヘアスタイルそのものを形づくる傾向があり、その技術が、大きくヘアスタイルを左右する。ヘアカットの技術さえよければ、自分でブラシひとつで形を整えることもできる。このヘアカットの正確な施術と、パーマネント・ウエーブやセット、ブロッシング(または単にブロー)技術が正しく組み合わされて、初めて完成されたヘアスタイルができあがる。とくに日本人の髪質は一般的に弾力的で太く、こめかみ部や襟足部に強いくせをもつ人が多いので、より正確で慎重な技法が求められる。[横田敏一]

ヘアカットの種類

(1)シザーズ・カットscissors cut 鋏(はさみ)を用いてのカット。第二次世界大戦の4、5年後、大ぶりの鋏でのカットが流行した時期があり、これは電髪(電気パーマ)の全盛期とも一致している。ぶつ切りのブラント・カットが主流。(2)ブラント・カットblunt cut またの名をクラブ・カット(crab=カニ)ともよばれるとおり、毛先をぶつんと一直線に切り揃えるカット技法。毛先に力をもたせ、髪全体の重さを利用してスタイル作りを行う。ヘアスタイルとしては、ボブやページボーイ・カットのための、ワンレングス・カットone length cut、一般に段カットとよばれる頭頂部が短めのレイヤー・カットlayer cut、髪の断面の重なりをみせるグラデーション・カット(gradation cut)などが代表的である。日本でも1973年(昭和48)以来ブームをよんだブラント・カットを、世界に流行させたのはイギリスの美容家ビダル・サッスーンである。(3)ストローク・カットstroke cut 鋏を用い、毛束に対して上下・左右から切りそぎを与える方法。毛先は不ぞろいになるが、それが軽やかさを出す。(4)レザー・カットrazor cut かみそりを用いてのカット。毛先の切断面が斜めになるため、毛先が先細りとなり、軽さを表現するのに適している。ウエーブ・ヘアや、逆毛(さかげ)を立てるヘアスタイルに用いられる。1952年(昭和27)アメリカの美容家アール・テートの来日後、このレザー・カットが全盛を迎えた。
 今日では、カット・アンド・ブローのヘアスタイルが大勢を占めているため、毛先の力量感がレザー・カットでは不足する。このため少数派のみがレザー法を採用しているが、周期的にヘアファッションの移り変わりとともに繰り返されるものと思われる。[横田敏一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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