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ベゼール渓谷 ベゼールけいこくVézère Valley

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベゼール渓谷
ベゼールけいこく
Vézère Valley

フランス南西部,ドルドーニュ県のベゼール川流域一帯を占める渓谷。氷河期の影響が比較的少なかったため,石灰岩台地に位置する付近の洞窟からは先史時代に描かれた壁画が数多く発見されている。そのなかで最も有名なものは 1940年,村の子供たちによって発見されたラスコーの洞窟壁画で,自然の岩肌を利用し,狩猟の安全と豊かな収穫を願ったと思われる躍動感あふれる動物群の彩色画が描かれている。当初は一般公開されていたが,壁画保護のため 1963年から中止され,1983年からレプリカの「第2ラスコー」が公開されている。さらに付近のレゼジー村からは,1868年クロマニヨン人の骨が発見された (→レゼジー地方遺跡群 ) 。 1979年に世界遺産の文化遺産に登録。

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デジタル大辞泉の解説

ベゼール‐けいこく【ベゼール渓谷】

Vallée de la Vézère》フランス南西部、ドルドーニュ川の支流であるベゼール川の渓谷。レゼジー‐ド‐タヤックからモンティニャックまでの約40キロメートルの間に、ラスコー洞窟をはじめ、ルムスティエ、ラ‐マドレーヌ、フォン‐ド‐ゴーム、コンバレル、ルフィニャックなどの壁画洞窟、クロマニョン人の骨が発見された洞窟など、旧石器時代の遺跡が点在する。1979年に「ベゼール渓谷の先史時代史跡群と洞窟壁画群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。

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