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ベッキオ宮殿 ベッキオキュウデン

デジタル大辞泉の解説

ベッキオ‐きゅうでん【ベッキオ宮殿】

Palazzo Vecchio》イタリア中部、トスカーナ州の都市フィレンツェにある宮殿シニョリーア広場に面し、ウフィツィ美術館に隣接する。14世紀初頭、フィレンツェ共和国の政庁舎として建造されたゴシック様式の建物で、高さ94メートルの鐘楼をもつ。16世紀にメディチ家のコジモ1世により、一部ルネサンス様式に改築された。ベロッキオミケランジェロの彫刻、バザーリの壁画がある。現在はフィレンツェ市庁舎。1982年、「フィレンツェ歴史地区」として世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典の解説

ベッキオきゅうでん【ベッキオ宮殿】

イタリア北部の都市フィレンツェ(Firenze、〈英〉Florence)の中心部、シニョリーア広場にある、高さ94mの塔を持ったゴシック様式の宮殿。1299~1314年にかけて建設され、フィレンツェ共和国時代の政庁として使用され、トスカーナ大公国時代には領主(大公)の居城となった。現在は、フィレンツェ市の市役所として使用されている。現在残っている宮殿の装飾は、ウフィツィ美術館や、ヴァザーリの回廊などを建設したコジモ1世(初代のトスカーナ大公、1519~1574年)時代のものである。宮殿内にある、共和国時代に議場として使われていた「五百人広間」には、ジョルジョ・ヴァザーリと弟子たちの作品「シエナ攻略」、「ピサ攻略」がある。この2つの作品のある壁は、1503年、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロに同時期に絵画が発注され、二大巨匠の対決が大きな話題になったことで知られる。結局、両作品とも未完に終わり、メディチ家お抱えのヴァザーリらの絵が壁を飾ることになったという経緯がある。◇現地名は「Palazzo Vecchio」。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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