ベルリン国立図書館(読み)べるりんこくりつとしょかん(英語表記)Staatsbibliothek zu Berlin-Preußischer Kulturbesitz

図書館情報学用語辞典 第5版 「ベルリン国立図書館」の解説

ベルリン国立図書館

1661年に選帝侯図書館として開設され,プロイセンの王立図書館を経て,ワイマール共和国でプロイセン国立図書館(Preußischer Staatsbibliothek)となった.第二次大戦後,東ベルリンの旧館はドイツ国立図書館(Deutsche Staatsbibliothek)となり,西ベルリンには,大戦中分散疎開していた蔵書の一部も加えて,連邦・州が共同出資するプロイセン文化財団によって運営される国立図書館(Staatsbibliothek)が設立された.ドイツ再統一後,1992年に両館は統合され,プロイセン文化財団が経営する現名称の図書館となった.1,000万冊以上の蔵書のほか,多数の楽譜,地図,絵画などを所蔵する.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android