デジタル大辞泉 「ベーブ城」の意味・読み・例文・類語 ベーブ‐じょう〔‐ジヤウ〕【ベーブ城】 《Château de Vêves》ベルギー南東部、ナミュール州の都市ディナンの近郊にある城。アルデンヌ地方の古城の一つ。15世紀に、五つの円塔が特徴的な現在の姿になり、17世紀から18世紀にかけて内部が改造された。城主はリドケルク=ボフォール家。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「ベーブ城」の解説 ベーブじょう【ベーブ城】 ベルギー南東部、ワロンアルデンヌ地方に点在する古城群の一つ。5つの円塔を持つ特徴的な城郭で、多くの観光客が訪れる古城の一つである。ナミュール州の都市ディナン(Dinant)から約8kmの小高い丘の上に建つ。最寄りの鉄道グレンロンセレ(Glenron Celles)駅からは約2kmの場所にある。その起源は、フランク王国のピピン2世が7世紀後半に築いた城館にさかのぼる。その後、1220年にこの一帯を治めた地方領主のボフォール家によって再建され、15世紀にはほぼ現在の城の原型ができあがり、18世紀にリドケルク=ボフォール家の居城となってから、現在残っている外観がつくられた。内部には、18世紀の地方領主の生活をうかがわせる調度や装飾が残っている。ベーブ城の向かいの小さな山の上にはノワジー城がある。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報