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ペルシア陶器 ペルシアとうきPersian pottery

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペルシア陶器
ペルシアとうき
Persian pottery

ペルシア (イラン) 圏内で製作された陶器を意味するが,日本では特にイスラム時代に中東地方で製作されたものをさす。小アジアやイベリア半島,アフリカ北西岸のイスラム陶器は,トルコ陶器イスパノ・モレスクと称して区別されている。時代,地域,技法によってそれぞれ様式が異なるが,器体は低火度の軟質陶器。7~8世紀の形成期,9~15世紀の盛期,16~18世紀の分散期に分けられ,特に盛期および分散期のイラン地方の諸窯は中国陶磁の強い影響を受けた。技法にはかき落し,金属塩によって金属光沢を出すラスター陶器,凹凸線文の輪郭内に色釉を入れてコントラストの強い文様を出すラカビ手,白釉をかけた素地に多色顔料で上絵付けするミナイ彩,青地に金銀の施文をするラジバルディナ手などがある。一般に装飾性が強く,モチーフや色彩に変化が多い。窯場は西トルキスタン南部,イラン北東部,メソポタミア南部,エジプトのデルタ地帯に散在した。

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百科事典マイペディアの解説

ペルシア陶器【ペルシアとうき】

イスラム文化圏のペルシアシリア,エジプト,トルコ中央アジアなどで生産された陶器。低火度の軟陶が主で,ほとんどが多彩色,文様も変化に富む。ラスター彩と呼ぶ金属光沢を有するものや,トルコ青と呼ぶ鮮麗な青釉などが目立つ。

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