ポワティエ(読み)ぽわてぃえ(英語表記)Sidney Poitier

デジタル大辞泉 「ポワティエ」の意味・読み・例文・類語

ポワティエ(Poitiers)

ポアチエ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポワティエ」の意味・わかりやすい解説

ポワティエ
ぽわてぃえ
Sidney Poitier
(1927―2022)

アメリカの映画俳優。フロリダ州マイアミに生まれ、少年時代は父親の出身地、西インド諸島バハマで過ごした。小学校を2年で中退、肉体労働で苦労を重ね、軍隊生活中に友人に俳優を勧められた。標準英語を独学して黒人劇団に採用されて巡業。映画では『暴力教室』(1954)の不良少年役で認められ、『手錠(てじょう)のままの脱獄』(1958)と『ポギーとベス』(1960)で人気も高まり、『野のユリ』(1963)では黒人として初めてアカデミー主演男優賞を獲得した。『夜の大捜査線』『招かれざる客』(ともに1967)が代表作。ハリウッドにおけるブラック・パワーのリーダー的存在であり、1969年、ポール・ニューマンらと組んでプロデューサー兼監督業に進出して『12月の熱い涙』(1972)、『ブラック・ライダー』(1972)、『スター・クレイジー』(1980)などを製作、監督した(前2作では主演も兼ねた)。また俳優に戻って『影なき男』(1988)、『リトル・ニキータ』(1988)、『スニーカーズ』(1992)、『ジャッカル』(1997)に出演した。1997年より2年間、バハマ国の駐日大使に任命されて日本との間を往復した。

[日野康一]

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ポワティエ」の解説

ポワティエ
Poitiers

フランス,ポワトゥー地方の中心都市。ローマ時代に栄え,4世紀に司教座となる。西ゴートアラリック王の居所であり,732年トゥール‐ポワティエ間の戦いで知られる。百年戦争シャルル7世は一時ここに宮廷を開いた(1428年)。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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