ジャガイモを湯煮(ゆに)したのち、裏漉(うらご)しして滑らかに調味したものをいう。ジャガイモの皮をむき、乱切りにして水にさらして鍋(なべ)に入れ、かぶるくらいの水と0.8%の塩を入れて火にかけ、柔らかくなるまで煮る。これを湯切りして水分を除き、から炒(い)りして水分を飛ばし、熱いうちに裏漉しにする。別鍋に牛乳を沸かし、バター、塩、こしょう、ナツメグと裏漉ししたジャガイモを入れて火にかけ、手早く練り混ぜる。一般には魚料理の付け合せに用いられる。卵黄1個を混ぜ合わせ、絞り袋に入れてグラタン類の縁飾り用に、また調理したひき肉、野菜と混ぜ合わせてコロッケにするなど、広く用いられている。
[小林文子]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...