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マラーゲ Marāgheh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マラーゲ
Marāgheh

イラン北西部,東アゼルバイジャン州の都市。オルミエ湖南東岸に近く,サハンド山 (3700m) のふもとの水量の多い渓谷に位置する。広大な果物生産地域の中心地として栄え,乾燥果物を輸出している。近代的発展は最近の数十年間に急速に進んだ。中世にはトルコ人の支配下にあり,13世紀にはイル・ハン国の創設者フラグに支配され,その首都とされた。有名な遺跡としては,12世紀から 14世紀にかけて造られた5つの墓塔があり,いちばん古いバデソルク (1147建設) は,イランで最も美しい煉瓦建築物の一つである。また西郊の丘に天文台 (1259建設) の遺跡もある。マラーゲ大理石として知られる,黄,ピンク,帯緑色または乳白色に赤や緑の石理の入った特産の石は,おもに北郊のアザルシャフルで切出されている。テヘランへ通じる鉄道上にある。人口 11万 7388 (1991) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

マラーゲ【Marāge】

イラン北西部,アゼルバイジャン地方の都市。人口12万9000(1994)。マラーガMarāghaとも呼ばれる。オアシスに依存したブドウやアンズの生産で有名。13世紀には,この城砦都市フレグが侵入し,平定後,ナシール・アッディーン・アットゥーシーに命じてこの地に天文台を建設した。イル・ハーン国時代の建築様式を伝えるものとして,今日も五つの墓が残る。19世紀初頭にカフカス地方から,遊牧民モガッダム族がここに移り,カージャール朝下で中央政府に忠誠を誓い,同地方を支配した。

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