マリヌス2世(読み)マリヌスにせい(英語表記)Marinus II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マリヌス2世」の意味・わかりやすい解説

マリヌス2世
マリヌスにせい
Marinus II

[生]?. ローマ
[没]946.4./946.5. ローマ
ローマ出身の第128代教皇在位 942~946)。司祭を務めていたとき,スポレト公爵で元老院議員のアルベリック2世から教皇に指名された。アルベリック2世の傀儡であり,政治的にも経済的にもみずから意向を示す余地はほとんどなかったが,教会の規律や修道院制度の整備に貢献した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android