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マリヤット Marryat, Frederick

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マリヤット
Marryat, Frederick

[生]1792.7.10. ロンドン
[没]1848.8.9. ノーフォーク,ランガム
イギリスの海軍軍人,小説家。 14歳で海軍に入り,西インド諸島や地中海の海軍基地に勤務,軍功を立てて大佐となった。のちにその経験を生かして,豊富な挿話とユーモアにあふれた海洋小説『海軍士官の冒険』 The Naval Officer: or Scenes and Adventures in the Life of Frank Mildmay (1829) ,『海軍見習士官イージー』 Mr. Midshipman Easy (36) などを発表。さらに『老水夫マスターマン・レディ』 Masterman Ready (41) や,『新生の森の子供たち』 The Children of the New Forest (47) など児童向けの冒険小説も書いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

マリヤット【Frederic Marryat】

1792‐1848
イギリスの海軍士官,小説家。海軍軍人として各地で多くの功績を上げ,1830年退役した。現役のころから多くの海洋小説を書き,その新奇な舞台と冒険に富む内容が広い人気を呼ぶこととなった。代表作は《ピーター・シンプル》(1834),《少尉候補生イージー君》(1836)など。ほかに少年向きの小説も多数ある。世界に誇るイギリスの海洋文学の祖の一人といえる。【小池 滋】

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世界大百科事典内のマリヤットの言及

【海洋小説】より

…この表題になっている主人公のように,どれほどの危険な苦難を経験しても,海に抵抗できぬ魅力を感じる(主として男の)人物が,未知への探究を求めて多くの小説に登場する。19世紀になると,マリアットFrederick Marryat(1792‐1848)の《ピーター・シンプル》(1834)などの海洋小説が注目を集めたが,文学性においてより高い作品としては,すでに名をあげたコンラッドの多くの小説がある。彼自身の船員としての体験を超えた,人間の実存を問う深い意味をもつ作品で,海は単なる背景以上の重大な役割を果たす。…

※「マリヤット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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