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マリー・ド・フランス Marie de France

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世界大百科事典 第2版の解説

マリー・ド・フランス【Marie de France】

12世紀後半に活躍した中世フランスの女流詩人。生没年不詳。名前が示すようにイル・ド・フランス地方の出身。イギリスに住みその宮廷の保護を受けたと推定されているが,生涯についてはほとんど知られていない。最初の,最も重要な作品はブルトン人の間に伝わる口承詩に取材したといわれる短編物語詩《レー》12編(1170ころ)である。8音綴詩句118行のごく短い物語から長いものでも1184行を超えない伝奇物語集。多くは宿命的情熱恋愛の様相を帯びた男女の結びつきを,超自然的道具立て(魔法の舟・城,秘薬,妖精,狼人間,白鹿,他界など)と民話的・妖精物語雰囲気の中で描く。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のマリー・ド・フランスの言及

【寓話】より

…イソップ寓話はギリシア時代から修辞学の教材となり,ラテン語訳,翻案,模倣作品等が加わって,多様な形で継承されることになる イソップ以後では,1世紀のファイドロス,アウィアヌスのラテン語寓話が知られている。ヨーロッパ各国語のものにはフランス中世の《イゾペ(小イソップ)集》があり,なかでも12世紀マリー・ド・フランスの103編が注目に値する。寓話の教訓は伝統的に処世の知恵を説く現世的なものだが,中世の教会で説教に引用されることも多く,教科書としての役割とあいまって広く親しまれた。…

※「マリー・ド・フランス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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