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聖人伝 せいじんでんActa Sanctorum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

聖人伝
せいじんでん
Acta Sanctorum

聖人の言行や生涯を記録した文書。殉教者行伝 Acta Martyrumを含む。殉教者行伝にはキプリアヌスの Acta Proconsularia,各種受難記 (イグナチオス殉教録,ポリュカルポス殉教録,リヨンの殉教者受難記,ペルペトゥアとフェリキタスの受難記など) があり,これらは伝説的修飾が少く,記述には信頼性がある。個々の殉難録を集成した最初の聖人伝は「教会史の父」と称されるカエサレアのエウセビオスの手になるものであるが,パレスチナの殉教者の部分 (シリア語訳) を除いて現存しない。近世ではベルギーのボランディスト (イエズス会士の刊行団体) による批判的編集"Acta Sanctorum" (1643) が有名。 (→黄金聖人伝 )

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世界大百科事典 第2版の解説

せいじんでん【聖人伝】

キリスト教の聖人や殉教者の伝記,事績を記した書物の総称。カトリック教会では厳密には聖人伝Vita sanctorum,Liber legendariusと殉教者伝Liber passionariusは区別されるが,《使徒行伝》中のステパノの殉教の次に古いスミュルナの司教ポリュカルポスの殉教1周年祭の記録(156)以来,殉教者,聖人の生涯を語り命日を祝う風習があった。各日にその日が命日である聖人を祝うためにメロギオンと呼ばれる殉教者録や,メナイオンと呼ばれる日付順の聖人の略伝集も古代から作られている。

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