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マージー川 マージーがわRiver Mersey

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マージー川
マージーがわ
River Mersey

イギリス,イングランド中北部を流れる川。源流はゴイト川とテーム川で,両川ともペナイン山脈西斜面,標高約 500mの地に発し,ストックポートで合流してマージー川となる。マージー川はランカシャーチェシャー両平野を潤し,マンチェスターの南郊を西流する。右岸最大の支流アーウェル川を受けるアーラムより下流の流路は,河川改修により運河化され,ウォリントンまではマンチェスター運河の一部をなす。そこから下流は潮汐作用の影響を受ける。ランコーンで左岸からの支流ウィーバー川を受けたのち,面積 75km2に及ぶ三角江を経てアイリッシュ海に注ぐ。全長約 110km。下流部沿岸一帯はマージーサイドと呼ばれ,リバプールをはじめとする都市が連なり,大都市圏を形成。リバプールと対岸のバーケンヘッドの間には,鉄道トンネル (1886) と2本の道路トンネル (1934,71) がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マージー川
まーじーがわ
Mersey

イギリス、イングランド中西部の川。ペニン山脈南部、ピーク地方に源をもち、マンチェスターを経て、リバプールでアイリッシュ海に注ぐ。全長112キロメートル。河口部30キロメートルは幅3.5キロメートルほどの三角江となっている。イギリス産業革命の発祥地ランカシャー地方の南部に動力と用水を供給してきた川である。河口両岸のリバプールとバーケンヘッドは鉄道と、道路2本の海底トンネルで結ばれた連合都市を形成し、ペニン山脈西麓(せいろく)のマンチェスターは世界の綿工業の中心都市として発展した。河口部では潮差が10メートルに達するので、港にはドックが完備している。[小池一之]

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