マールブルク病(読み)マールブルクびょう(その他表記)Marburg disease

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マールブルク病」の意味・わかりやすい解説

マールブルク病
マールブルクびょう
Marburg disease

ウイルス性出血熱の一つ。フィロウイルス科のRNAウイルスの感染で起こる。潜伏期は3~10日で,インフルエンザ様の発熱,悪寒,下痢,頭痛・筋肉痛などの痛みから始まり,重症になると,全身の出血,腎臓や肝臓の機能不全,ショック症状などを起こし,致死率は 20%前後になる。ヒトからヒトへは,血液,分泌物,血便などの体液や皮膚に直接触れることから感染する。 1967年ウガンダから輸入されたサルから発生,ドイツのマールブルクなどで流行したほか,1999年にコンゴ民主共和国 (旧ザイール) で大流行したことがある。治療は対症療法にとどまる。感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 (感染症新法) でペストと並ぶ1類感染症に指定されている。

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