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ムザブ Mzab

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムザブ
Mzab

アルジェリア南東部,オアシス地方の北部にある主要なオアシス。首都アルジェ南方 470kmのガルダイアを中心とする。 1012年,テルアトラス山脈アトラステリエン地方やウアルグラから追われたベルベル系のムザブ人がこの地に定着,ベニイスゲンを聖都と定め,イスラム教ハワーリジ派の本拠と定めた。 1882~1962年フランス領。七つのオアシスと五つの町からなり,ムザブ川の六つのダムと三千余の掘り抜き井戸によって給水される。ナツメヤシのほか,果物,穀物,豆類が栽培され,手工芸品も重要。ハワーリジ派の一分派,イバーディー派が自派のモスクに他派の人間を一切入れず,秘密主義と厳格な道徳律を守ると同時に,他民族との通婚と女性の離郷を禁じているため,アルジェリア全土で行商する多くの男子は,常にこの地に戻ってくる。 1982年世界遺産の文化遺産に登録。人口約6万 2518 (1987推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ムザブ(M'Zab)

アルジェリアの首都アルジェの南約450キロメートル、サハラ砂漠北部の地方。涸れ川ワジ)にできたオアシス都市ガルダイアを中心として、エルアーティフブーヌーラベニイスゲンメリカなどの集落がある。1982年「ムザブの谷」の名で世界遺産(文化遺産)に登録された。

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