メイズ(読み)めいず(英語表記)Willie Howard Mays

デジタル大辞泉 「メイズ」の意味・読み・例文・類語

メイズ(maze)

迷路。迷宮。迷路遊び。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メイズ」の意味・わかりやすい解説

メイズ
めいず
Willie Howard Mays
(1931― )

アメリカのプロ野球選手(右投右打)。大リーグ(メジャー・リーグ)のニューヨーク・ジャイアンツ(1958年よりサンフランシスコ・ジャイアンツ)、ニューヨーク・メッツ外野手としてプレー。通算ホームラン660本という強打、4年連続盗塁王となった俊足、超人的な美技を連発した守備と、すべてを兼ね備え、「パーフェクト・プレーヤー」とよばれた大スターである。

 5月6日、アラバマ州ウェストフィールドで生まれる。1950年、ジャイアンツに入団。2年目には大リーグに昇格して打率2割7分4厘、ホームラン20本、打点68の好成績をあげて新人王に選ばれた。1952年の5月末から兵役につき、54年に復帰。この年、打率3割4分5厘で首位打者を獲得したうえにホームラン41本、打点110をマークして、リーグ優勝に貢献した。ワールド・シリーズではクリーブランド・インディアンス対戦。第1戦で、打球を見ずに背走して捕球した「ザ・キャッチ」とよばれるスーパー・プレーをみせた。これがきっかけでジャイアンツはワールド・シリーズを制し、最優秀選手(MVP)に選ばれた。1955年は本塁打王、56年からは4年連続して盗塁王となった。1962年、64年、65年に本塁打王となり、65年は2回目のMVPも受賞した。1972年のシーズン途中でメッツへトレードされ、73年のシーズン限りで引退した。

 実働22年間の通算成績は、出場試合2992、安打3283、打率3割2厘、本塁打660、打点1903、盗塁338。獲得したおもなタイトルは、新人王、首位打者1回、最多安打1回、本塁打王4回、盗塁王4回、MVP2回、ゴールドグラブ賞12回。1979年に野球殿堂入り。

[山下 健]

『ウイリー・メイズ著、池井優訳『ウイリー・メイズ自伝 大リーグの黒い稲妻』(1979・ベースボール・マガジン社)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メイズ」の意味・わかりやすい解説

メイズ
Mays, Willie

[生]1931.5.6. アラバマ,ウェストフィールド
アメリカ合衆国のプロ野球選手。フルネーム Willie Howard Mays。しばしば野球史上最高の万能選手と評される。1951年ニューヨーク・ジャイアンツで大リーグデビューし,その年の新人王に輝いた。1952年から兵役につき,復帰直後の 1954年,ナショナルリーグ首位の打率 3割4分5厘を記録。本塁打も 41本放ち,ジャイアンツのリーグ優勝およびワールドシリーズ制覇に貢献した。1966年には,当時のプロ野球選手として最高額の年俸でジャイアンツ(1958年サンフランシスコ本拠地を移転)との契約を更改。1972年のシーズン中にニューヨーク・メッツにトレードされ,1973年のシーズン終了後に引退した。大リーグでの通算成績は打率 3割2厘,660本塁打,3283安打で,3000本安打を達成した数少ない選手の一人。1955,1962,1964,1965年にリーグ本塁打王に輝き,守備では 1957~68年の 12年連続でゴールドグラブ賞を受賞。オールスターゲームは 24試合に出場した。現役引退後はメッツで非常勤コーチや広報活動に従事した。1979年野球殿堂入り。そのわずか 3ヵ月後,賭博に関与した疑いのある会社の広報活動にかかわったことを理由に球界から追放されたが,1985年に処分が解かれている。

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色名がわかる辞典 「メイズ」の解説

メイズ【maize】

色名の一つ。メイズはイギリス英語でトウモロコシのこと。コーンは主にアメリカでの呼び名。トウモロコシの実のような明るい黄色みのオレンジ色をさす。トウモロコシはイネ科の一年草で、ペルー原産。アメリカ先住民の食物であった。コロンブスの新大陸発見によりヨーロッパに伝えられた。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「メイズ」の解説

メイズ

正式社名「株式会社メイズ」。英文社名「Maize Co., Ltd.」。情報・通信業。平成7年(1995)設立。本社は東京都立川市錦町。ソフトウェア開発会社。各種産業のコンピューターシステムのソフトウェア設計・製作を行う。製造業向けなどに実績。リフォーム事業支援システムなど自社開発パッケージソフトの販売も手がける。

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