コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

更改 こうかい Schuldersetzung; novation

6件 の用語解説(更改の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

更改
こうかい
Schuldersetzung; novation

債務を成立させることによって旧債務を消滅させる契約をいう (民法 513) 。これには,債権者の変更によるもの,債務者の変更によるもの,債務の目的を変更するものとの3つの種類がある。もっとも,前2者は現行法上債権譲渡が認められており,また債務引受も有効であると解されているので,あまり意味のない契約となっている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

こう‐かい〔カウ‐〕【更改】

[名](スル)
古いきまりやしきたりなどを新しいものに変えること。「新制度に更改する」
既存の債務を消滅させ、これに代わる新しい債務を成立させる契約。「契約を更改する」

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

更改【こうかい】

契約によって,既存の債務を消滅させると同時にこれに代わる新しい債権を成立させること(民法513条以下)。甲の乙に対する債権を丙の乙に対する債権に切り替えるもの,甲の乙に対する債権を甲の丙に対する債権に切り替えるもの,債権の目的を切り替えるものの3種がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

こうかい【更改】

既存の債務の要素を変更して新たな債務を発生させ,同時に既存の債務(旧債務)を消滅させる契約(民法513~518条)。民法では旧債務が消滅する点に着目して,弁済や免除等とともに債務の消滅原因の一つとして規定しているが,内容的には債務の切替契約である。債務の要素の変更には,(1)債権者の変更(AのBに対する債権をCのBに対する債権に変更する),(2)債務者の変更(AのBに対する債権をAのCに対する債権に変更する),(3)債権の目的の変更(AのBに対する貸金債権をAのBに対する物の引渡請求権に変更する)という三つの態様がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

こうかい【更改】

( 名 ) スル
過去の決定や契約などを新たなものに変えること。 「予算を-する」
〘法〙 既存債務を消滅させ、代わりに新債務を成立させる契約。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

更改
こうかい

新債務を成立せしめることによって旧債務を消滅させる契約(民法513条)。一個の契約によって、新債務の成立と旧債務の消滅という2個の法律効果が生ずるものであり、両効果の間には因果関係がある。すなわち、旧債務の消滅がないときには新債務は成立せず、また、新債務が成立しないときには旧債務は消滅しない(同法517条)。更改は、新しい債務が成立し、いわば債務の切替えが行われるだけであるから、現実に給付が行われて債務が消滅する代物弁済とは異なる。今日、更改の社会的意義はそれほど大きくはない。更改には、債権者の交替による更改、債務者の交替による更改、目的の変更による更改の3種類がある。更改の成立要件は、消滅せしめられるべき旧債務が有効に存在すること、新債務が成立すること、旧債務と新債務とがその要素を異にすること、である。また、更改の効果は、旧債務が消滅し、これと同一性のない新債務が成立することである。[淡路剛久]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

更改の関連キーワード債務引受け取立債務連帯債務債務保証充当人的担保第三債務者保証債務債務控除高速道路の債務返済

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

更改の関連情報