メラノトロピン

化学辞典 第2版 「メラノトロピン」の解説

メラノトロピン
メラノトロピン
melanotoropin, meranocyte stimulating hormone

略称MSH.メラニン細胞刺激ホルモンともいう.下垂体中葉に存在し,メラニン色素細胞を刺激する.α-MSH(C77H109N21O19S(1664.903).多くのほ乳動物で同じ構造である)とβ-MSHがあり,次のような構造を有する直鎖状ペプチドホルモンである.MSHは副じん皮質刺激ホルモンACTHと同じ前駆物質に含まれており,下垂体の前葉と中葉ではプロセッシングのされ方が違うために異なる部位で切断を受け,前葉ではACTHが切り出され,中葉ではMSHが切り出される.MSHのアミノ酸配列は副じん皮質刺激ホルモンと13番目まで同じである.MSHの作用は冷血動物,鳥類,ほ乳類においてメラニンを増加させ,皮膚の色を暗色にする.逆の作用をするmelanin-concentrating hormone(MCH)も見つかっている.[CAS 9002-79-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「メラノトロピン」の解説

メラノトロピン

 メラニン細胞刺激ホルモン,色素細胞刺激ホルモン,インテルメジン,メラノサイト刺激ホルモンなどともいう.下垂体から分泌され,メラニン形成細胞を刺激するホルモン.β-リポトロピンという大きな分子の一部に組み込まれた形で存在する.ヒトでの作用の詳細はわかっていない.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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