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モンゴ族 モンゴぞくMongo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モンゴ族
モンゴぞく
Mongo

コンゴ民主共和国のコンゴ川主流の南,カサイ川とサンクル川の北部熱帯森林地方に住む諸民族の総称。人口約 480万と推定される。ボコテ,エコンダ,ボリア,センゲレ,ントムバ,ンデンゲセ,ソンゴメノ,ムボレ,ボンガンドゥ,ボイェラ,ンクトゥ,テテラ・クスの諸民族が含まれる。ニジェールコンゴ語派のベヌエ=コンゴ諸語に属するモンゴ語あるいはンクンド語を共通言語として話す。キャッサバやバナナを栽培するが,野生植物の採集や漁労,狩猟も行なう。父系制社会で一夫多妻婚が一般的。リニージより大きい組織は存在せず,宗教を含む諸権力は長老たちが握っている。祖先崇拝が強く,呪術や占いが盛ん。口頭伝承や歌謡や踊りを豊富にもっている。

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世界大百科事典 第2版の解説

モンゴぞく【モンゴ族 Mongo】

アフリカ中部,コンゴ民主共和国のエクアトール州に住むバントゥー系の農耕民。言語のうえでモンゴ語系に属する部族は,ガボンコンゴ共和国,コンゴ民主共和国の国々に広く分布し,エコンダ,ケラ,テテラ,ゴンベ族など,部族の数は11を数え,おのおの人口も10万から30万におよぶ。モンゴ族も人口は20万に達する。赤道直下の熱帯降雨林の中で,焼畑農業を行い,キャッサバ,バナナ,ヤムイモトウモロコシラッカセイ,サツマイモ,タロイモなどの作物を栽培し,ヤギ,鶏などを飼育する。

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世界大百科事典内のモンゴ族の言及

【コンゴ民主共和国】より

…木の根や実などの植物性食料の採集も行われる。 部族の文化的系統で分けると,コンゴ河口のテケ族などの北西バントゥー,コンゴ川本流に沿って分布するレンゴーラ族,ソンゴーラ族,レガ族などの赤道バントゥー,西部のコンゴ族などや,中部のクバ族などの中央バントゥー,モンゴ族やルバ族,そして東部のフンデ族やバシ族などの湖間バントゥーなどのグループに分けられる。これら諸部族は祖先崇拝に基づく宗教をもち,多彩な彫刻のマスク(仮面)や彫像,スツール(床几(しようぎ)),儀礼用の斧などの華麗な物質文化を発展させた。…

※「モンゴ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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