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ヤドクガエル Dendrobatidae; arrow-poison frog

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤドクガエル
Dendrobatidae; arrow-poison frog

カエル目ヤドクガエル科に属する小型のカエル類の総称。中央アメリカや南アメリカの熱帯地方に分布し,どの種も毒々しいほど鮮かな色彩をしている。皮膚の分泌液は毒性が強く,インディオが毒矢を作るのに使われた。卵は雄の背に粘着され,孵化したおたまじゃくしも数週間にわたって雄の背で成育する。やがて雄が水中に入ると,おたまじゃくしは雄の背を離れて独立した生活をおくるようになる。単にドクガエルともいう。

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百科事典マイペディアの解説

ヤドクガエル

ヤドクガエル科の両生類の総称。ほとんどのカエルが皮膚腺に微量の毒をもっているが,ヤドクガエルのなかまでは,この毒が著しく発達。種類によっては,微量でも人を死に至らせる毒を出す。

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世界大百科事典内のヤドクガエルの言及

【コモリガエル(子守蛙)】より

…したがって卵は大粒で数が少なく,発生の段階が進んだ幼生を孵化させたり,なかには変態終了まで世話する種類もある。これらにはピパ科以外にも背中の育児袋で卵を育てる南アメリカ産フクロアマガエル類があり,そのほかゲルジアマガエル(イラスト)やサンバガエル(イラスト)などは卵を,ヤドクガエル,セーシェルコオイガエルなどは幼生を背負って保護する。【松井 孝爾】。…

【毒ガエル(毒蛙)】より

…皮膚から強い毒液を分泌するカエル類で,主としてヤドクガエル科に含まれるほか,系統の異なる科にも見られる。ヤドクガエル科Dendrobatidaeの仲間は,インディオが皮膚から分泌される毒液を集めて毒矢に用いることから,ヤドクガエルarrow‐poison frogと呼ばれ,159種が中央アメリカから南アメリカの熱帯地方に分布している(イラスト)。…

※「ヤドクガエル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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