ユリアン トゥビム(英語表記)Julian Tuwim

20世紀西洋人名事典 「ユリアン トゥビム」の解説

ユリアン トゥビム
Julian Tuwim


1894.9.13 - 1953.12.27
ポーランド詩人
ウッチ生まれ。
少年時代から詩作を始め、スウォニムスキらとグループ「スカマンデル」を結成、急進的な自由主義知識人として現実と密着した詩を提供し、多くの叙情詩風刺詩を書く。又、快いリズムと豊富な擬声語、言葉遊びなどを駆使し、子供達に詩の楽しさを伝える多くの詩を書き、特に「機関車」(1938年)は今日でも全国民に愛唱されている。語彙の豊富と表現技巧は天才的で「言葉の魔術師」の名がある。’51年国家文学賞を受賞。作品にナチスから逃れフランスやアメリカへ亡命中の大作「ポーランドの花」(’40〜44年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android