コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ユロージビー(英語表記)yurodivye

世界大百科事典 第2版の解説

ユロージビー【yurodivye】

ロシアの修道生活に現れた遍歴の佯狂(ようきよう)行者。東方キリスト教の修道生活においては,修行のために完全な孤独を求め,隠修士の生活がひとつの理想とされたが,世俗の生活にあっても狂人をよそおえば完全な孤独が得られるとの考えが生まれた。キリストへの愛のために常識はずれの奇妙な生活態度をとったり,狂人のふりをする修道士はギリシア語でサロイsaloiと呼ばれ,東方,特にシリアに多数現れた。代表的人物は,6世紀のエジプトの隠修士シメオン・サロスSymeōn Salos,また祈禱の際に聖母マリアが出現したとの伝説で名高い10世紀前半のコンスタンティノープルのスキタイ人アンドレアス・サロスAndreas Salosである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

RE100

2014年に国際環境NGO「The Climate Group」が開始した国際的な企業連合。業務に使用する電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目的としている。認定を受けるためには、「企業...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android