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ラウィニウム Lavinium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラウィニウム
Lavinium

古代イタリア,ラチウムの都市。ローマの南方約 30kmにあった。現プラチカディマレにあたる。トロイの勇将アイネイアス上陸の地とされる。ラテン同盟に属し,その宗教的中心地だったが,のち衰え,ローマ帝政期にはラウレンツムと合体してラウロラウィニウムと呼ばれた。発掘により,ビラノーバ文化の遺跡や多くの祭壇,神殿の存在が明らかになった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラウィニウム【Lavinium】

古代ローマの都市。イタリアのラティウム地方の海岸に面したところにあった。現在のプラティカ・ディ・マーレ。伝説上ローマ人の祖とされるアエネアスがトロイアからの航海の末上陸した地点と伝えられ,ラティウム諸都市同盟の宗教的な中心地の一つでもあった。ローマの支配下に入った後は次第にさびれ,帝政期には近隣の都市ラウレントゥムとともに一つの自治体を構成していた。【坂口 明】

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世界大百科事典内のラウィニウムの言及

【ローマ神話】より

…土地の王ラティヌスLatinusは娘ラウィニアLaviniaの手と国土建設のための領土の提供を約束するが,娘にはすでにこの地に多くの求婚者がおり,アエネアスはイタリアの諸族,とりわけルトゥリ人の王トゥルヌスTurnusと闘わねばならない。彼を一騎打ちで倒し,ラティヌスの後継者として支配権を確保したアエネアスは,新たに建設した都市を妻の名にちなんでラウィニウムと命名した。彼の息子ユルスは,やはりラテン都市の一つアルバ・ロンガを建設した。…

※「ラウィニウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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