喇叭水仙(読み)ラッパズイセン

デジタル大辞泉 「喇叭水仙」の意味・読み・例文・類語

らっぱ‐ずいせん【××叭水仙】

スイセン一種。花は黄色または白色で、副花冠が長い筒状をし、濃黄色。ヨーロッパ原産 春》

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精選版 日本国語大辞典 「喇叭水仙」の意味・読み・例文・類語

らっぱ‐ずいせん【喇叭水仙】

  1. 〘 名詞 〙 ヒガンバナ科の多年草。ヨーロッパ原産で、観賞用としてひろく栽培される。高さ二〇~四〇センチメートル。地下卵形鱗茎をもつ。葉は五~六枚、剣状の線形鈍頭、長さ四〇センチメートルにおよび灰緑色を呈する。花茎は二稜があって先端に大形の花を一個横向きにつける。花冠は淡黄色、広鐘形で先は大きく六裂し、この内側にある副花冠は濃い黄色ないし橙黄色で大きくらっぱ形をなし、縁はひだとなり、さらに不規則な鋸歯(きょし)がある。《 季語・春 》

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動植物名よみかた辞典 普及版 「喇叭水仙」の解説

喇叭水仙 (ラッパスイセン)

植物。ヒガンバナ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の喇叭水仙の言及

【スイセン(水仙)】より

…記録に最も古く現れたスイセンは,今から約2000年以前のギリシア人居住者によって作られたと思われるエジプトで発見された花輪のフサザキスイセンと,古代ギリシア時代の詩に現れる紅色または紅覆輪の副花冠のクチベニスイセンN.poeticus L.(イラスト)である。この2種のほかに野生種のおもなものには,副花冠の長いラッパズイセンN.pseudonarcissus L.(イラスト),花被が180゜そり返るナルキッスス・キクラミネウスN.cyclamineus DC.,花がうつむいて咲き花被片のそり返るナルキッスス・トリアンドルスN.triandrus L.,葉が円柱形のキズイセンN.jonquilla L.,副花冠が漏斗状のナルキッスス・ブルボコディウムN.bulbocodium L.などがある。園芸種は1850年ころからさかんに改良され,1954年までに英国王立園芸協会に登録された品種が1万1000余りある。…

※「喇叭水仙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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