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ランクロ ランクロLenclos, Anne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ランクロ
Lenclos, Anne

[生]1620.11.10. パリ
[没]1705.10.17. パリ
フランスの貴婦人ツーレーヌの裕福な貴族の家に生れ,行届いた教育を受けて数ヵ国語を習得し,科学や哲学に関心をいだき,信仰に対する批判精神を培った。 15歳のとき両親に死別してから自由な生活をおくるようになり,莫大な財産に支えられて自己の館を知識人の集会所として開放。彼女のサロンにはラ・ロシュフーコー,B.フォントネルらが出入りし,またマントノン夫人ラファイエット夫人とも親交があった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ランクロ
らんくろ
Anne LenclosNinon de Lenclos
(1616―1706)

フランスの貴婦人。パリ生まれ。15歳で孤児となり、自分の自由意思で身を処することとなった。恋多き女性で、恋人としてラ・ロシュフコー公爵、ランブイエ侯爵はじめ多数の当代名士が名を連ねたが、彼女はなによりも自分の自由な生活を重んじ、男性に縛られない生活を貫き、社交界に大きな影響を与えた。彼女の残した『書簡集』Lettres(1886)には、「わたしはあなたを3か月は愛することができると思います。でも、これはわたしにとって無限ともいうべき時間ですわ」「今、わたしは20ぺん目の気まぐれをやっているところです」など、自由な女性の面目が生き生きとうかがえる。[榊原晃三]

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