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ラーバント ラーバントLaband, Paul

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラーバント
ラーバント
Laband, Paul

[生]1838.5.24. ブレスラウ(現ポーランドウロツワフ)
[没]1918.3.23. ストラスブール
ドイツの法学者。 1864年ケーニヒスベルク大学教授。 80年エルザスロートリンゲン国会議員,その後,枢密顧問官ビスマルク体制下のドイツにおいて法実証主義的,概念法学的な国法学の体系を樹立した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラーバント【Paul Laband】

1838‐1918
ドイツ第2帝政期における代表的な公法学者であり,明治以来の日本の憲法学に圧倒的な影響を与えた。もともと商法の講座を担当していたが,自由主義の退潮期の1860年代にビスマルクの保守的政府と自由派の間で生じたプロイセン憲法紛争が,公法学の流れを変えたとき,彼は新潮流の旗手となり,その後ビスマルク憲法ともいわれる帝国憲法の施行の下で,《ドイツ帝国国法論》全3巻(1876‐82)を公にし,ビスマルク体制での有権的解釈の地位を獲得した。

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世界大百科事典内のラーバントの言及

【憲法変遷】より

…(1)制定憲法の運用の変化を意味する場合と,(2)制定憲法に反する実例(法律,慣行)が存在するとき,一定の要件(当該実例が長期間通用し,かつその実例を承認する国民の法意識が確立していること)が満たされた場合には,違憲の実例が憲法規範の性格を獲得し,制定憲法を改廃するということを意味する場合,の二つの用法がある。憲法変遷という言葉を最初に使用したP.ラーバント(19世紀末の帝制ドイツの公法学者)のもとでは,この言葉はもっぱら(1)の意味で用いられ,違憲の実例が制定憲法を改廃するかどうかという(2)の問題は,当時のドイツでは憲法慣習法の問題として論じられていた。しかし,その後,この言葉は,変遷現象の体系化を試みたイェリネックのもとで憲法慣習法論と部分的に結合し,かような変遷論が美濃部達吉により日本に紹介されたこともあって,今日の日本では,この言葉はもっぱら(2)の意味で用いられている。…

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