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リポトロピン リポトロピンlipotropin

翻訳|lipotropin

栄養・生化学辞典の解説

リポトロピン

 脂肪動員ホルモンともいう.下垂体前葉で合成分泌されるペプチドホルモンで,βリポトロピンとγリポトロピンがある.副腎皮質刺激ホルモンなどと共通の前駆体(プロオピオメラノコルチン)として合成され,合成後のプロセッシングによって生成する.脂肪細胞に作用して脂肪分解を促進する.

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世界大百科事典 第2版の解説

リポトロピン【lipotropin】

脳下垂体前葉および中葉から分泌される脂肪分解ホルモン。リポトロフィンlipotrophinとも呼び,LPHと略記される。単鎖のポリペプチドで,91個のアミノ酸からなるβ‐リポトロピンと,そのアミノ末端側の1~58番の58個のアミノ酸からなるγ‐リポトロピンとがある。これまで,ヒトにおいてメラニン細胞刺激作用をもつホルモンとしてβ‐MSHが提唱されてきたが,現在では,β‐MSHは抽出操作中にβ‐リポトロピンから生じた人工産物であると考えられるようになった。

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世界大百科事典内のリポトロピンの言及

【MSH】より

…ただ,ヒトの成人ではα‐MSHは存在しない。これまでヒトにおいてメラニン細胞刺激作用をもつホルモンとしてβ‐MSH(アミノ酸22個)が提唱されてきたが,最近の検討によれば,この物質は抽出操作中にβ‐リポトロピンから生じた人工産物であることが判明した。したがって,ヒトの場合には,メラニン細胞刺激作用をもつホルモンはβ‐リポトロピンとACTHである。…

※「リポトロピン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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