ルイス・カンフォート ティファニー(英語表記)Louis Comfort Tiffany

20世紀西洋人名事典 の解説

ルイス・カンフォート ティファニー
Louis Comfort Tiffany


1848.2.19 - 1933.1.17
米国のガラス工芸家,画家,デザイナー。
ニューヨーク生まれ。
有名な宝石店ティファニー商会の創始者チャールズ・L.ティファニーの息子。初めフランスで印象派スタイルの風景画家として活躍したが、1890年代末から工芸に対する関心を深め、陶磁、、金工、宝飾、家具、インテリア、染色などさまざまな分野を手がけた。特にガラス工芸は有名で米国に帰国後ティファニー工房を設立している。アール・ヌーボー様式で自ら「ファブリール・グラス」と名付けた虹色の光沢を持つ花器ランプシェードなどはティファニー・グラスとして広く知られている。また、ボナールロートレックなどのデザインによるステンド・グラスの制作も手がけた。父の死後は宝石店にも力を入れた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android