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ルドルフ・フォン・エムス Rudolf von Ems

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルドルフ・フォン・エムス
Rudolf von Ems

[生]1200頃.ホーエンエムス
[没]1254頃.イタリア
中世ドイツの叙事詩人。道徳的,宗教的なテーマを得意とした。作品に叙事詩『善人ゲルハルト』 Der guote Gêrhart (1225頃) ,聖徒物語『バルラームとヨーザファート』 Barlaam und Josaphat (30頃) ,恋愛物語『ウィレハルム・フォン・オルレンス』 Willehalm von Orlens (38頃) など。特に『世界年代記』 Weltchronikはドイツで最初の旧約聖書の詩文化といわれる。後期中世文学に大きな影響を与えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルドルフ・フォン・エムス
るどるふふぉんえむす
Rudolf von Ems
(1200―54?)

ゴットフリート・フォン・シュトラスブルクの系譜に連なる中世叙事詩人。『アレクサンダー』の序章はドイツ語で書かれた最初の系統的詩論であり、『世界年代記』は『旧約聖書』の物語を初めてドイツ語の韻文で語った。インドの王子のキリスト教への改宗を扱った『バルラームとヨザファト』あるいは『善良なゲルハルト』などによって中世後期に影響を与えた。[谷口 泰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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