ロココ様式(読み)ロココようしき

家とインテリアの用語がわかる辞典 「ロココ様式」の解説

ロココようしき【ロココ様式】

18世紀、ルイ14世時代末からルイ15世時代のフランス宮廷を中心ヨーロッパで栄えた装飾様式。1730~70年が最盛期。繊細さ・優美さ・軽快さが特徴。建築ではベルサイユ宮殿の小トリアノンが代表例。工芸ではマイセンセーブル磁器チッペンデール家具などを生み出した。◇岩や貝などをかたどった曲線状の「ロカイユ模様」が多用されたことに由来

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ロココ様式」の解説

ロココ様式
ロココようしき
Rococo

18世紀前半,フランスを中心に流行した美術様式
バロック様式に続くもので,洗練された繊細・優美さが特色。元来は工芸品室内装飾の様式をさす概念であったが,のち美術全般の様式概念となる。絵画ではワトー,建築ではサンスーシ宮殿が代表例。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android