ロココ様式(読み)ロココようしき

家とインテリアの用語がわかる辞典 「ロココ様式」の解説

ロココようしき【ロココ様式】

18世紀、ルイ14世時代末からルイ15世時代のフランス宮廷を中心ヨーロッパで栄えた装飾様式。1730~70年が最盛期。繊細さ・優美さ・軽快さが特徴。建築ではベルサイユ宮殿の小トリアノンが代表例。工芸ではマイセンセーブル磁器チッペンデール家具などを生み出した。◇岩や貝などをかたどった曲線状の「ロカイユ模様」が多用されたことに由来

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ロココ様式」の解説

ロココ様式
ロココようしき
Rococo

18世紀前半,フランスを中心に流行した美術様式
バロック様式に続くもので,洗練された繊細・優美さが特色。元来は工芸品室内装飾の様式をさす概念であったが,のち美術全般の様式概念となる。絵画ではワトー,建築ではサンスーシ宮殿が代表例。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android